日医総研 日本医師会総合政策研究機構 報告書 第47号

回復期リハ病床/療養病床/老健/特養の機能分担に関する調査研究

〜入退院(所)分析を中心として〜

〜はじめに〜より

本報告書では、まず、第T章で、厚生労働省が公表している報告書(「平成12年介護サービス施設・事業所調査の概況」)をベースに、@介護保険施設の状況(施設数、定員数、都道府県別整理状況、従事者数など) A利用者の状況(主傷病、要介護度、寝たきり度、痴呆度、退院(所)後の行き先、処置やリハビリの受療状況、他医療機関の受診状況など)を整理し、全国における介護保険3施設の差異について整理した。

また、第U章では、介護療養型医療施設連絡協議会に所属する医療機関12病院の回復期リハビリテーション病床、医療療養病床、介護療養病床、および系列法人等で有する老健、特養を、平成13(2001)年10月1日〜平成14年(2002)年3月31日の期間に入院(所)された方および退院(所)された方を対象に実施した、入退院(所)実態調査結果について報告するとともに、利用者の流れやサービス受給内容などからみた各施設の機能や役割の差異の現状を分析した。

現在、医療提供体制の改革に関して検討が行われているが、本報告書が、介護サービス提供体制も含めたこれら議論の一助になれば幸いである。

平成14年10月

日医総研 主席研究員 川越雅弘

研究員 大場和子

介護療養型医療施設連絡協議会

会長 木 下 毅

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