特別プログラムB 身体拘束廃止と患者安全対策

【コーディネーター】今井秀子、若狭紀美子

【主 旨】
 2001年3月厚生労働省は、「身体拘束ゼロの手引き」を発刊し、施設責任者の決断と施設全体で取り組むことを強調し、身体拘束ゼロにむけて推進するよう指導しています。
 過去において、身体拘束は患者安全のために必要と考えられ、日常的に常識化し、不適切と思われる抑制も行われていた実態がありました。抑制廃止に取り組んだ施設においては、看護・介護のケアの本質を見極めることができ、よりよいケアの出発点として、質が向上したという報告がなされております。しかしながら、まだ多くの施設においては、転倒・転落による骨折事故発生に対する不安などから、抑制廃止の取り組みに苦慮されている現状があると思われます。
今回、身体拘束ゼロの施設づくりを行っていくために、安全対策も含め、基調講演、パネラーの方々に発表をしていただき、参加者の皆様と活発な議論が展開でき、よりよいケアにつなげていければと思います。


【プログラム】
15:45〜15:50 はじめに 今井秀子(定山渓病院 看護部長)、若狭紀美子(東小樽病院 看護部長)
15:50〜16:30 講 演 「身体拘束と痴呆ケア」田中とも江(橋本病院 病棟長)
16:30〜16:35 休 憩
16:35〜16:40 パネラー紹介
16:40〜17:40

パネラー発表

 @井口昭子(上川病院 総師長)

 A川島扶美子(湖東病院 総看護師長)

 B小島英子(初富保健病院 看護部長)

 C服部紀美子(定山渓病院 副看護部長)

17:40〜18:15

パネルディスカッション「身体拘束廃止と患者安全対策」

 〔パネラー〕井口昭子、川島扶美子、小島英子、服部紀美子
                                 
 〔座長〕今井秀子、若狭紀美子