日医総研 日本医師会総合政策研究機構 報告書 第49号

「長期療養者に対する新しい支払方式」に関する調査研究

〜はじめに〜より抜粋

今回、長期療養者に対する支払方式を検討するため、「老人の専門医療を考える会(会長:大塚宣夫)」に所属する19病院、44病棟、2,067人を対象に、@タイムスタディ調査 A患者特性調査 B薬剤使用状況調査 C事業収支調査 を実施し、報酬を構成する各要素(技術報酬、薬・材料報酬、在院報酬、再生産費用)のあり方について検討した。また、その結果に基づき、支払方式案を提案し、「介護療養型医療施設連絡協議会(会長:木下毅)」の会員病院に対し、その妥当性等に関するアンケート調査を実施した。

本報告書では、これら調査結果を踏まえた形で、長期療養者に対する支払方式を提案した訳であるが、現在実施されている診療報酬体系のあり方に関する検討に対して、本報告書が、これらの議論の一助になれば幸いである。

平成15年1月

日医総研 主任研究員 川越雅弘

主任研究員 吉田真希

主任研究員 原 祐一

老人の専門医療を考える会

会長 大塚宣夫

介護療養型医療施設連絡協議会

会長 木下 毅

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