第13回日本療養病床協会全国研究会 東京大会
大会長からのご挨拶
来る11月17日(木)、18日(金)「“0(Zero)”原点からの出発〜慢性期力を活かした療養病床の未来〜」を大会テーマに、第13回日本療養病床協会全国研究会[東京大会]を開催する運びとなりました。現在、私ども療養病床を有する病院は大きな変革期を迎えようとしています。この背景には医療保険の療養病床と介護保険の療養病床の違いが問われていること、そして、国が慢性期医療の機能をまとめようとしている状況があり、このような時代を乗り切るにはこれまでにない、数値化された、科学的根拠(Evidence)に基づく新しい力が必要になると考えます。この力は、診療、看護、介護、リハビリ、薬剤、栄養等のコメディカル、医療ソーシャルワーカー、事務マネジメントなど、療養病床に従事するスタッフの持つ力、更には地域との連携などにより、患者様自身の治癒力を引き出す総合的な力であり、この力を「慢性期力」と名づけました。
今大会では、「慢性期力を科学し、きちんとデータベース化して、その科学的根拠(Evidence)に基づいた力を融合させることによって、療養病床の未来が開ける」ということを研修・研鑽し、これからの慢性期医療を確立したいと考えております。
プログラムは田原総一朗氏の記念講演、厚生労働省から時宜に即した特別講演に始まり、メインシンポジウム、13の特別プログラムと約350題の一般演題発表が行われます。一般演題では、療養病床の日頃の業務の中で積極的に取り組まれている事例をご発表いただきます。参加者の皆様と演者がより近いポジションで討論し、悩みを語り合い、新しい発見と出合いを導きだしていただきたいと考えた企画です。
多くの皆様からのお申し込みを心よりお待ち申し上げます。
第13回日本療養病床協会全国研究会東京大会
大会長 安藤高朗
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