特別プログラム��
療養病床におけるターミナルケア
〜望まれる役割、特に医師、療法士の立場から〜
【コーディネーター】中川翼、藤田博司
【主旨】
療養病床で働く私どもにとって、チームとして取り組むことが求められる大きなテーマの一つは「ターミナルケア」ではなかろうか。
日本の７０歳以上の高齢者の死亡場所を人口動態統計より見てみると、２００３年（平成１５年）時点で、病院（診療所を含む）８３％（約61万名）、在宅１３％（約９万３０００名）、特養３％（約１万９０００名）、老健１％（約６０００名）となっている。さらに、２０００年（平成１２年）に介護保険制度が導入されてからも、病院での死亡は漸増している実情がある。
また、７０歳以上の高齢者の場合、療養病床で亡くなる方が、一般病床で亡くなる方より圧倒的に多いと推察される。これらのことを勘案すると、療養病床における「ターミナルケア」の役割と責任の大きさが改めて理解できる。
第８回介護療養型医療施設全国研究会（東京大会）以降、５回にわたって「ターミナルケア」について特別企画で取り組んできた。本年の第１３回全国研究会では、ナース・マネジャー委員会企画の特別プログラムも“看護・介護の実践からの学び”をサブテーマにターミナルケアをとりあげている。したがって、私どもは、療養病床の医師と療法士の立場からの発表と、緩和ケア病棟と在宅のターミナルケアに取り組んでいる医師からの提言でこの特別プログラムを構成してみた。
ターミナルケアに関する二つの特別プログラムは同じ会場で連続して行われる。医師、看護職、介護職、リハビリテーションスタッフをはじめ、様々な職種の方々に有益な企画をと計画している。多くの皆様のご参加を心より期待している。
【プログラム・11月17日（木）】
| 13：30〜14：00 |
報告�［斗槁他欧砲�けるターミナルケア〜定山渓病院方式〜
中川翼（定山渓病院院長） |
| 14：00〜14：15 |
報告�⇔斗槁他欧砲�けるターミナルケア〜療法士の関わり〜
山下絵里（定山渓病院理学療法士） |
| 14：15〜14：35 |
報告�Ｎ斗槁他欧砲�けるターミナルケア
〜医師の役割と、看護・介護職に望むこと〜
藤田博司（光風園病院副院長） |
| 14：35〜14：55 |
報告�ご墨促吋�病棟におけるターミナルケア
桑名斉（信愛病院院長） |
| 14：55〜15：15 |
報告�ズ濛陲砲�けるターミナルケア
照沼秀也（いばらき診療所ひたち理事長） |
| 15：15〜16：00 |
討論
〔シンポジスト〕山下絵里、藤田博司、桑名斉、照沼秀也
〔司会〕中川翼 |
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