特別プログラム��
ゼロ地点からの出発−ソーシャルワーカー編−
【コーディネーター】ソーシャルワーク部会
【主旨】
昨年の札幌大会においてソーシャルワーク部会がコーディネイトした特別プログラムは「医療ソーシャルワーカーは役に立つ！？−役に立つ医療ソーシャルワーカーを置くための実践講座−」というテーマのもと、現任ソーシャルワーカーからの実践報告とソーシャルワーカーとの連携について医師・看護師・事務長それぞれの立場から発表していただきました。発表後のシンポジウムでは、入院相談・在宅などへの退院転院援助等に関してフロアとのやりとりが活発に行なわれ、ソーシャルワークの援助目的が明確化され身につけるべき知識やスキルに関する共有ができました。しかしながら、長期療養患者に対しての援助内容や視点をはっきりと打ち出すことは困難で、深く議論するまでには至っておりません。
そこで今回の特別プログラムでは、改めて長期療養と在宅支援の両面から療養病床のソーシャルワーク業務を捉え、それぞれの専門性と共通項を探ることを目的としました。現任者報告では、「ゼロ地点からの出発」をテーマに現在の実践に至るまでの経緯や大切にしてきたこと、どのようにソーシャルワーク部門を立ち上げ、作り上げていったかを中心にお話をいただきます。コメンテーターの方からは、実践を鍛えぬいた先輩としてのアドバイスや、それぞれの現任者が行なっている実践の理論的肉付け、元気の出るお話などを伺えることになっています。
6月に実施した第1回ソーシャルワーカー研修会では、一般の現任者研修では急性期病院のソーシャルワーク業務の話が多いとの声がありましたが、当日本療養病床協会ソーシャルワーク部会は療養病床のソーシャルワーカーに的を絞っています。経験の浅い初任者や少人数のソーシャルワーク部門が多い中で、どう業務を展開していけば良いのか、少しでもこの特別プログラムで療養病床に勤めるソーシャルワーカーの独自の役割や存在価値を見出し、それを互いに高めていくことが患者家族だけでなく、病院にも有意義であることを確認していきたいと思います。
【プログラム・11月18日（金）】
| 11：00〜11：30 |
現任者報告
＊長期療養病床で業務を開いてきた立場から
大森和幸（鳴門山上病院ソーシャルワーカー）
＊在宅支援型の小規模病院でソーシャルワーク援助を確立してきた立場から
小澤陽子（松谷病院法人管理部長） |
| 11：30〜11：50 |
コメンテーターからの発言
＊長期療養病床で事務局長としてソーシャルワークを考える立場から
細井充裕（上川病院事務局長）
＊ソーシャルワーカーそのものを捉える視点・技術・知識
奥川幸子（対人援助職トレーナー）
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| 11：50〜12：00 |
休憩 |
| 12：00〜13：00 |
シンポジウム
「長期療養病床のソーシャルワーク 在宅支援のソーシャルワーク」
〜その専門性と共通項〜
〔シンポジスト〕大森和幸、小澤陽子、細井充裕、奥川幸子
〔座長〕齊藤正身（霞ケ関南病院理事長） |
〔総合司会〕榊原次郎（霞ケ関南病院医療福祉相談部部長） |
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